「屋根屋が屋根にも上らず見積もりを作っている」。
そんな声も聞かれます。日本美建の職方は精鋭揃い。必ず屋根に上り診断します。近年は屋根素材自体も様々なものが存在します。それぞれのクセを見極めなければ正しい処置は施せません。屋根に上り、素材を見極め、家々との相性を見極める。当たり前を貫きます。
粘土瓦とは、粘土を瓦の形状にした後(乾燥後)、高温度(1000~12000℃)で焼いて成形させる建築資材です。S型、F型など形状による種類や、いぶし、釉薬(ゆうやく)など、製造法による種類などに大別されます。
瓦の表面に釉薬(うわ薬)を塗った焼瓦。表面がガラス質で光沢があり、陶器のような風合いから陶器瓦とも呼ばれます。釉薬の種類によって、青やオレンジなど様々な色味を出せます。
釉薬は使用せずに、むし焼き燻化させ、瓦に微粒子の炭素の膜を形成させた瓦。いぶし銀状の色が特徴です。