■秋雨前線こそ注意が必要です
秋の訪れを感じさせる秋雨前線。
夏の空気と秋の空気がぶつかり合うその境目に前線が発生。
場合によっては、長雨をもたらします。
夏の空気とは、日本の南側から流れ込む暖かい空気、
反対に秋の冷ややかな空気は、日本の北側から流れ込みます。
この互いに違う性質の空気がぶつかり合い、大気の乱れが生じ雨雲が発生します。
雨を降らせるメカニズムは実に単純明快です。
四季のある日本だからこそ、こういった事象が起こるのです。
この前線が日本列島を去っていくと、いよいよ日本列島は冬を迎えていきます。
梅雨と秋雨。
この二つを比較すると、秋雨前線の方が弱く、長い期間停滞しないことで知られていますが、
(おおよそ8月下旬から10月中旬くらいまでの期間)秋雨前線の最も注意すべき点は、台風と絡み合うことで、とてつもない量の雨をもたらすことです。
夏から秋は台風シーズン。
梅雨前線は夏を迎える前の前線のため、台風の心配を含めると、秋雨前線こそ注意が必要と言えるかもしれません。
この台風とセットとなった勢いは、時として大変な災害を各地で引き起こします。
被害の大きさでみると、平成27年9月の関東・東北豪雨です。
日本に停滞していた秋雨前線に向かい台風18号(9月7日に発生。9月8日に東海地方へ上陸したのち、日本海へ抜けた)が接近。前線を刺激し、9月7日から11日までの栃木県日光市の総降雨量は、実に647.5㎜を観測。宮城県丸森町でも536㎜を観測。関東・東北の被害では、家屋全壊75棟、半壊3,851棟を数えるほどに。これは9月の平均雨量の倍以上。この短期でどれだけの雨が降ったのかが分かります。
この台風と秋雨前線がぶつかり合うことは、大切なご自宅を守るうえで、一年で最も注意が必要な時期といえます。
■雨漏りしてしまう前に対策を
記憶に新しい、千葉県南部を襲った本年9月の台風15号は、単体の台風で秋雨前線との絡みはありませんでしたが、本来台風だけでも気を付けなければならないものが、秋雨前線が絡み合うことで、とてつもない雨量を生み出してしまうため、とにかく出来る限りのメンテナンスを早めに行っていただくことを推奨しています。
被害が大きければ大きいほど、修理業者の手は回らなくなります。
被害のあった方々にとって、何よりも重要なのは、「次の風雨や台風に備えること」。
今回の台風15号でも、屋根修理、雨漏り修理職人の手が回らないニュースが度々報道されていました。
当社はリピーター様を中心に、精いっぱいの作業を行わせて頂いております。
現在も多くのご自宅の根治に向け、職方全員がお客様のもとへ向かっています。
「備えあれば憂いなし」
大切なご自宅だからこそ、日々のメンテナンスを怠らず、少しの事でもお気軽にご相談ください。
大きな損害、雨漏りを防ぐのは、日ごろの対策がすべてです。
日本美建では、皆様の大切なご自宅を守ります。
どうぞ安心してお任せください。