雨漏り

洋風セメント瓦

戦後に増えたセメント瓦

洋風セメント瓦屋根からの雨漏り

セメント瓦は戦後に多く作られた屋根材になります。復興に大量に瓦が必要となった為、作りやすく大量生産が簡単にできるという事でセメント瓦が普及しました。
セメント瓦とは、セメントに砂や繊維を混ぜてプレス形成し防水塗装を施し作った瓦になります。 大量生産がしやすいので、陶器瓦よりもコストが安くなるのも普及に繋がった要因のひとつです。

特徴と耐久性

セメントは燃えませんので耐火性は高いと言えますが、一度高温の火にあぶられると強度は大幅に失われますので、飛んでしまったり割れたりしやすくなります。 そして陶器瓦と同様重い屋根材になりますので、耐震性に問題があります。 地震大国日本では耐震性は屋根を決めるうえで重要なポイントの一つではないでしょうか?

また、防水性は塗装に頼っている為、塗装の寿命が瓦の寿命になってしまうことが多いという難点もあります。 本体のセメントは水に強くありませんので、塗装が剥げてくると苔やカビが生えてしまい劣化が一気に進んでしまいます。 セメント瓦のメンテナンスとしては、塗装が剥げてコケ等が発生してしまう前に塗装を施す必要があります。塗り直しの目途としてはセメント瓦が色褪せてくる色あせてくる7~10年です。 苔やカビが生えてしまった後に塗装をしても、セメント瓦内に雨を引き入れてしまい毛細管現象により瓦の下に水が運び込まれてしまって雨漏りの原因となります。

洋風セメント瓦も陶器瓦と同様、半円を交互に組み合わせた「スパニッシュ瓦(S瓦)」と、平らでラインが入る「フランス瓦(フラット瓦、F瓦)」が主流で、幅広いデザインがあります。
ただし種類が豊富なゆえに、いざ修理!いざ葺き替え!となった時に同じ瓦が入手困難になってしまうことも多々あります。

葺き替え・補修をお考えなら

そろそろ葺き替えを考えている。雨漏りしたけど何がいいの?
建物の負担を減らし、雨にも強い屋根!当社でオススメしているのが、金属瓦です。

-雨漏りの原因・修理の必要な瓦の主な症状-

  • 塗膜の劣化・剥がれ
    塗膜の劣化・剥がれ

    セメント瓦の塗装が剥がれてしまっています。 近年は、酸性雨や紫外線等により劣化が早まる事も多いようです。 色が褪せると、外観が悪くなるだけではなく、瓦そのものも劣化してしまいます。
    →部分又は全面葺替えが必要です

  • 苔

    苔等が発生し、塗膜も剥がれ色あせています。 特に苔やカビは瓦に水を引き入れてしまい劣化や雨漏りの原因となります。 放置していると毛細管現象で瓦の裏にまで水を引き入れ防水シートや下地を腐らせてしまう原因になります。
    →葺替えと下地処理が必要です

  • ヒビ・割れ・欠け
    ヒビ・割れ・欠け

    強風で飛んできた石や雹等、何らかの衝撃が原因で起こるケースです。 アンテナ取り付け時や補修時に割れる場合や、釘が錆びて膨張し釘穴を圧迫することで起こる場合もあります。 放置してしまうと雨漏りの要因になります。
    →早めの点検・修理が必要です

  • 棟崩れ
    棟崩れ

    屋根のてっぺんである棟が崩れてしまっています。 ここから雨が侵入して雨漏りの原因となります。
    →早めの点検・修理が必要です

洋風セメント瓦屋根の長所・短所
長所
陶器瓦よりは少し安価
燃えにくい(耐火性が高い)
色々な形状や色があり建物に合わせやすい(外壁とのコーディネイト)
短所
重い(耐震性が低い)
割れやすい
塗装の寿命=瓦の寿命(短い)
雨仕舞いが悪い
1~3年に1度メンテナンスが必要
古いデザインタイプだと入手が困難